とにかく仕組み化 人の上に立ち続けるための思考法
詳細レビュー
この本を読んだきっかけ
この本を読んだ一番のきっかけは、上司から勧められたことです。 加えて、Amazonのレビュー件数が2,000件を超えており、多くの読者から支持されていることから、内容にも一定の信頼感があると感じ、手に取りました。
また、自分自身がオペレーションを作る立場にある中で、仕組みづくりに役立つ考え方やマインドを学びたいと思っていたことも、この本を読む後押しになりました。
本の内容
本書は、組織をうまく回していくために必要な「仕組み化」の考え方について書かれた本です。 なぜ組織の中で仕組み化が必要なのかという基本的なところから始まり、どのような仕組みが良く、どのような仕組みが良くないのか、上司が部下をどう指導するべきか、といった内容が扱われています。
さらに、経営者寄りの視点として、企業理念とは何か、社員がどのような意識を持つべきかといったテーマにも触れられています。 単なる業務改善の話にとどまらず、組織全体をどう安定して回していくかを考えるための本だと感じました。
この本から学んだこと
この本を通して、上の立場の人が何を考え、どのような視点で組織を見ているのかについて、以前より少し抽象度高く理解できるようになりました。 自分は経営者ではありませんが、それでも組織を回す側の考え方に触れられたことは大きな学びでした。
特に印象的だったのは、自分らしさを出すことばかりを重視するのではなく、再現性のある仕組みやマニュアルを軽視しないことの大切さです。 これまでは、マニュアルのようなものを少し軽く見てしまうところがありましたが、組織が安定して回るためには、誰でもある程度置き換え可能な仕組みを作ることが重要だと感じました。
また、組織がうまく回るためには、特定の個人に依存しすぎる属人化をできるだけ排し、誰が担当しても一定の品質で回る仕組みを整えることが大切なのだと学びました。
特に印象に残った部分
特に印象に残ったのは、「社会の歯車として生きろ」というメッセージです。 社会には「社会の歯車にはなりたくない」という考え方も広くありますが、その中であえて逆のメッセージを打ち出している点がとても印象的でした。
会社は一人の個人だけで回っているわけではなく、それぞれの責任と権限が組み合わさることで成り立っています。 その中で、自分が組織の一部としてどう機能するかを考え、歯車の一つとして価値を発揮することが重要なのだという考え方は、これまでの自分にはあまりなかった視点でした。
個人として目立つことだけではなく、組織の中で重要なピースとして役割を果たすことにも価値があるのだと考えさせられました。
このような人におすすめ
一見すると経営者向け、あるいはマネジメント層向けの本に見えますが、実際にはそれだけに限らない本だと思います。 新入社員のような立場でも、組織の中でどう動くべきか、上司や組織がどのような視点で物事を考えているのかを知るきっかけになります。
また、マネジメントを任される立場になった人にとっては、部下をどう動かし、どう仕組みとして組織を回していくかを考えるうえで役立つはずです。 さらに、現場の立場からボトムアップで意見を出していきたい人にとっても、組織全体の見方を知ることで、より建設的に考えやすくなる本だと感じました。